〜“使える人”から“正しく使える人”へ〜
こんにちは。CanvasPlanningの村井です。
スマホもSNSもAIも、気がつけば日常の一部になりました。
でもその一方で、「便利だからこそ起きるトラブル」も増えています。
今回から4回にわたってお届けするのは、
“デジタル社会を安心して生きるための判断力”=デジタルリテラシーのお話です。
デジタルリテラシーとは、「判断の力」
ITリテラシーが“操作の力”だとすれば、
デジタルリテラシーは “それをどう使うか”という判断の力 です。
・ SNSに書いていいこと・書かないほうがいいこと
・ 写真に映り込んでいる情報の扱い
・ AIが生成した文章を、どこまで信じて良いのか
・ 怪しいメールが届いた時、どう判断すべきか
便利なツールが増えたぶん、私たち一人ひとりに“判断する場面”が多くなりました。
なぜ今、デジタルリテラシーが必要なのか?
理由はシンプルです。
「全員が、毎日“発信者”になっているから」
LINE、インスタ、X、チャット、メール、オンライン会議。
メッセージ1つ、写真1枚が、人の評価・会社の信用に関わる時代です。
そして残念ながら、トラブルの多くは
“知らなかった”ことが原因 です。
・ 位置情報が意図せず公開されていた
・ 社外秘の資料を背景にオンライン会議をしていた
・ 何気ない投稿が、他の人を傷つけてしまった
こうしたトラブルは、
知識ではなく「気づく力」と「判断力」でほとんど防げます。
デジタルリテラシーの3つの力
CanvasPlanningの研修では、次の3つを特に大切にしています。
① 気づく力
「この情報、出して大丈夫かな?」と立ち止まれる力
② 考える力
情報が正しいか、人に影響がないかを考える力
③ 行動する力
不安なときは相談し、正しいルールで発信する力
この3つを身につけるだけで、
日常のデジタルトラブルはほとんど防げます。
明日からできる、たった3つの“習慣”
今日からすぐに試せる行動をご紹介します。
- SNSの投稿前に、「誰が見るか?」を1秒考える
- 情報をシェアする前に、「正しい情報か?」を確かめる
- 不安なときは、“削除より相談”を優先する
この3つだけで、あなた自身も周りの人も、ずっと安心になります。
まとめ:便利な時代だからこそ、“考えて使う”が大切
AIもSNSもオンラインサービスも、これからますます広がります。
だからこそ大切なのは、“使えること”より“正しく使えること”。
デジタルリテラシーは、すべての土台になる力です。
次回は、
「SNS社会で気をつけたい3つの落とし穴」
についてお話しします。
関連:デジタルリテラシー研修
研修の詳細はこちらからご覧いただけます。
(前回のExcel研修同様、やさしく・実務に役立つ内容です)